こんにちは、天野です。令和7年の締めの12月も第2週に入りました。インフルエンザは前週より減少したとはいえ、3週連続で警報水準超え。今週末には強い寒気が南下予報ですので、皆様もご自愛ください。
さて、昨日12月7日(日)は第58回東海薬剤師学術大会で、愛知県薬剤師会が担当でした(弊社・天野商事もブース出展しました)。特別シンポジウムが2本、特別講演が4本あり、一橋大学の佐藤主光(もとひろ)教授による「限りある財政と医薬品の中で、医療の在り方と現場の薬剤師の役割」特別講演は、私が座長を務めました。
◆現役世代の社会保険料負担がかなり重くなっており、国民皆保険制度を持続可能なものにする為にも医療費の増加を放置する余地はない。
◆こうした議論では「総論賛成」「各論反対」になりがちだが、優先順位をつけて考えていかないと。
◆自民と維新によるOTC類似薬議論は今回は負担割合変更程度で終わるかもしれないが、それでは済まない様に。
◆薬剤師が、スイッチOTCはじめセルフメディケーションを推進して、医療費を抑えるだけでなく国民のウェルビーイングを高めていくことが求められる。
■今日のテーマは『東海薬剤師学術大会特別講演、補聴器について』
薬剤師の日常業務では、考えることが少ない医療財政の話でしたが、ミクロの視点(薬剤師の調剤報酬)とマクロの視点の両面から物事を考える重要さを考えさせられました。活発な質問も出て良かったです。
最後に座長として申し上げたのは、「現状は自分の全ての処方箋を1ケ所の調剤薬局に持ち込む患者はまだ10数%しかいないが、長野県上田市に様に30%を超えるとセルフメディケーション推進や、医療費削減にも繋がっていくのではないか」。
弊社ブースにお立ち寄りいただいた先生方とのお話で、入浴剤(オンセンスと、新発売の潤いの湯)、ハンドクリーム、リンクルクリームと共に、補聴器では、、
★潜在的な患者さんが非常に増えていること(壮年の方、お元気でも高齢で聞こえの問題を抱える方)。
★POPだけでなく、相談会案内チラシの手配りが有効であること。
★補聴器は作ってからが大事(使用に慣れていく)なので、アフターフォローがしっかりしていることが大切。
令和7年12月8日(第1303号)




