こんにちは、天野です。週末12~13日は日本薬剤師会学術大会(京都)でした。3連休でもあり、京都は凄い人でしたが、地下鉄烏丸線終点の国際会館に8千人超の薬剤師が集まりました。
弊社ブースにも大変多くの先生方にお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。初日の午前中には鈴木伸悟先生が弊社ブースにおられ、調剤薬局での物販、OTC医薬品の活用状況についても多くの方と意見交換が出来ました。
◆AI(人工知能)の技術が進歩する中での、薬剤師としての調剤の概念、専門家としての患者へのフォローアップ。
◆人口減少社会となり外来患者数がピークを越えた中では一軒当たりの調剤売上が下がるのは当然。
◆薬局は小売業であり、「売上=客数×客単価」にあって、マーケティングやカスタマーマネージメント(顧客管理)の視点を持ち、「どういうサービスをすれば、生き残れるか(利用し続けてもらえるか)?」。
■今日のテーマは『日薬学術大会・京都での物販・OTCの話より!』
◆その上で、患者さんだけでなく、地域住民の方にも薬局・薬剤師の取り組みを「見える化」していく必要がある。
また、「セルフメディケーション」「健康支援・健康サポート薬局」の口頭発表では、OTC医薬品販売の現状について、OTC48薬効では、「解熱鎮痛薬、風邪薬、目薬は売れているが、全く売れないものもある」「販売個数自体がまだ少ない」「悩んでいる」などの話がありました。
終了後に、愛知県薬剤師会常務理事としてOTCを担当しての課題など意見交換させていただきました。
★まずは決まったもの(48薬効)にキッチリ取り組んでいくことが大切(陳列・備蓄で止まらずに)。その上での意見・提言の形にしていくと良いのではないか。
★売れる解熱鎮痛薬・目薬などは1個・1種類ではなく、数個・数種類用意しておくとより売れやすいこと。
★今後の緊急避妊薬・ED治療薬対応をしていく為にも、今のうちにOTC販売に慣れていくことが大切。
★物販が売れていますと、患者さんとの会話がしやすく、OTC薬も売れやすくなります(←写真は、鈴木伸悟先生と)。
令和7年10月14日(第1296号)