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天野社長のブログ ~コミュニティに根づいた薬局作りのお手伝い&ワンポイント事例~

【コミュニティ薬局作りのお手伝い】【調剤薬局物販支援No.1】チェックなき社会保障費の膨張

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こんにちは。今年も残り10日あまりになりました。個人的にも一年の締めで、何かけじめをつけたいですね!

こういう時期になりますとテレビでは、今年の10大ニュース、アンケートで選ぶ今年のトップニュース20などが取り上げられますが、われわれの仕事においてのトップニュース・懸念事項は何だったでしょうか?

この4月の【調剤報酬改定】。そして厚労省が打ち出した【かかりつけ】、その先にある【健康サポート薬局ビジョン】への対応。

今年の12月は異常な暖冬だった昨年と違って寒い冬となり、冷え性・温め関連商品が動いていますし、風邪やインフルエンザ・ノロウイルス流行もあります。しかし、そうした忙しさに流されて、"重要課題"への一歩をかまけたり、様子見・先送りにしていますと、大きなしっぺ返しを受けるのではないか...と、危惧します。また、そうした声が聞こえてきてもいます。

 

■今日のテーマは、『チェックなき社会保障費の膨張』

 

先週末、名古屋薬業健康保険組合の役員会があり、大きな協議事項は、来年・平成29年度の保険料率の見直しの件でした。徐々に上がってきている労使折半の保険料率を今回更にもう少し上げないと家族を含めた組合員の医療費高騰の現状に対応できない現実に色々と考えさせられました。

時を同じくして、今朝の日経新聞一面は、「チェックなき社会保障費の膨張」。

DSC_0573社会保障費膨張.JPG●高齢化により医療・介護・年金にかかる金額の膨張に歯止めがかからない。

●75歳以上の後期高齢者1人当たりの年間医療費は93万円と100万円に近い。その医療費についても最多の市町村と最低の市町村の差は2,6倍もの差(133万円⇔47万円の差!)。

●団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、現役世代による支え合いは限界になる。

暮らしや老後を守ってきた社会保障制度ですが、税金による公助や現役世代による共助だけでは限界が見えてくる中で、これからますます自助や地域・コミュニティによる助け合いに重きを置いていく政策にシフトせざるを得なくなるのでないでしょうか。

国の制度・政策に乗っかっただけの仕事・一本足打法では、この数年はともかくも、10年~20年先は見えませんし、危険ですね!

 

平成28年12月19日(第497号)

調剤薬局の皆様へ