医薬品(OTC)・健康食品・スキンケア・管理医療機器等の販売 天野商事株式会社

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天野社長のブログ ~コミュニティに根づいた薬局作りのお手伝い&ワンポイント事例~

【いきいき健康提案】【三方良し】なくては困る街の健康相談店・処方箋がなくても気軽に寄れる調剤薬局

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こんにちは、天野(Cozy)です。穏やかな陽気の週末でしたね。久しぶりに洗車(黄砂が混じって車が汚い!)と庭掃除(強風で落ち葉が一杯!)を。

花粉症の方は今年は大変ですね花粉症。花粉症で目を真っ赤にしながらも、色々と行動的な長女はアカペラライブ活動や薬学部の同級生と温泉旅行に。来月から大学生の次女は、春休みをマイペースで満喫しています。

今日は、金城学院大学の卒業式。私も夕方から薬学部卒業祝賀会に出席します。

■今日のテーマは、『残る薬剤師、消える薬剤師』 目

さて、週末に先月、名城大学薬学部27回生同期会をやった発起人メンバーで夕食を。そこでメンバーから出てきた薬剤師論議は…、

◇同じ薬局の若手薬剤師のコミュニケーション力が問題。相手の方に応じての会話や言葉遣いさえ出来ていない。

◇調剤の忙しさもあるが、調剤室から外に出ようとしない、最低限の服薬指導以上の会話をしようとしない薬剤師が結構いる。

◇今の薬剤師は恵まれ過ぎている。それが分かっている人は色々と勉強しているし、問題提起している記事なども読んでいる。

そこで出てきたのが、3ヶ月前にこのブログでも紹介した雑誌ZAITEN(ザイテン)12月号の30ページにわたっての特集「残る薬剤師、消える薬剤師」。そこからの抜粋で記したのは、

★国の医薬分業の追い風に乗って、分業率はこの20年で10%から70%近くにまで急激に上昇。調剤薬局はコンビニより1万件も多い54,000軒。薬剤師はまだ売り手市場だが、数年後は分からない。

★ドラッグストアも、超高齢社会を睨んで商圏人口を現在の半分となる4,000人に設定。他の物販事業よりまだ利益率の高い調剤への参入を強めている。

★調剤薬局の収益の何と(!)99%が保健調剤によるものであり、この調剤偏重がこれから経営の弱点に。

★現在の薬局は「処方箋がないと入れない業態」に変質しており、厚労省からの厳しい指摘も!また現場での患者対応について苦情や意見も。しかし、その厳しい指摘の割には、薬剤師・中小調剤薬局の危機感・自覚が乏しいのではないか。

★「消費税の問題」「それに合わせての調剤報酬・薬価改定問題」、そして団塊の世代が後期高齢者になる「2025年問題」。現在踏襲型のビジネスモデルでは通用しなくなるのは明白。

以上、厳しい指摘が載っていましたが、現状を検証し、これからの10年を見据え、患者さん・地域に根ざした薬剤師像・薬局像を考える一助にしたいですね。

「あなたから買いたい!」「どうせなら、あなたのところで!」という存在を目指して。。。合格

2013年3月18日(Vol.120)

天野商事株式会社   代表取締役 

  

栄ミナミ男声合唱団   所属(幹事)

金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事

調剤薬局の皆様へ