医薬品(OTC)・健康食品・スキンケア・管理医療機器等の販売 天野商事株式会社

TEL:052-951-2340 FAX:052-951-7954メールフォームでのお問い合わせ

menu

天野社長のブログ ~コミュニティに根づいた薬局作りのお手伝い&ワンポイント事例~

なくては困る相談薬局・処方箋がなくても行ける調剤薬局へ(パート7)

  • 投稿日:

こんにちは。天野晃治です。天気も良く、過ごしやすい週末でしたね。

週末に、長女がお世話になっている金城学院大学薬学部の協力会役員会に出席しました。大原薬学部長、網岡教授(名城大薬学部の先輩で、男声合唱団のメンバーでもある)はじめ先生方から大学の状況、国試の結果、病院・薬局での実務実習の状況などをうかがいました。

せっかくのご縁ですので、何かしら貢献が出来れば…と、考えております。

■なくては困る相談薬局・処方箋がなくても行ける調剤薬局とは(パート7) はてなマークはてなマークはてなマーク

さて、今朝の日経流通新聞に“音楽ソフト販売店の低迷(CD店への足が遠のく理由)”という論表が載っていました。ネット通販やダウンロードのせいでCDが売れなくなったのが理由だと言われますが、店舗から客足が遠のいている理由はそれだけか…?曰く、

①店舗の入口や前面で流している音楽が若者向けばかりで、「中高年の音楽ファンは歓迎されていない のか?」

②店内が複数の音楽が飛び交ってうるさく、ゆっくりCDと選べるような雰囲気になっていない。

これに加えて私自身が感じるのが、

③あれもこれもの品揃えの結果、売れ筋・効率的な、ハッキリ言えば薄っぺらい品揃えになってしまっており、面白くない!専門店らしくない!今の流行曲以外の情報発信が少ない!

私もAORとか、クラッシックのマーラーなどを買いに行ってガックリしたことが何回もありました。

そしてもう一つ。週末に、「商店街はなぜ滅びるのか?(新雅史著・光分社新書)」を読みました。戦後、高度成長期に一貫して増えていった自営業者が1980年代の規制緩和による大型店問題。ジリ貧状況から抜け出すために酒屋などがコンビニへの転向したことにより、商店街という意味合いが内部から崩壊したこと。そして将来性のなさによる零細店の後継者問題によるシャッター街状況。

しかし、ここに来て高齢社会に入り、既に600万人といわれる“買い物難民問題”。車がないと行きにくい大型ショッピングモールや、ネット注文による宅配システムだけでは、地域社会の生活を支えることは出来ないし、生活者を満足させることは到底出来ません。

われわれ健康産業に携わる者として、薬剤師として、顧客にとって、【なくては困る、悩みを聞いてくれる健相談薬局】【定期的に有益な情報を発信しているお店】【定期的に場(試飲会、お肌の相談会、お耳の相談会など)を設けているコミュニティ薬局】【処方箋がなくても行ける、予防や物販にも力を入れている調剤薬局】へ。。。

2012年5月28日

天野商事株式会社   代表取締役 

愛知県医薬品卸協同組合  理事  

栄ミナミ男声合唱団   所属(幹事)

調剤薬局の皆様へ