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天野社長のブログ ~コミュニティに根づいた薬局作りのお手伝い&ワンポイント事例~

商売、そして社会的インフラとしての 「 くすり屋 」・パート5

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こんにちは。天野晃治です。先週末の台風12号には、改めて自然災害の脅威を感じました。さて早いもので、今年も9月に入っています。 「今年もあと4ヶ月しかない!」でしょうか? それとも 「まだ4ヶ月あるぞ!」でしょうか? ある行動が習慣化されるまで「3ヶ月!」といわれています。意識して行動を変え、3ヶ月続ける!そしてもう3ヶ月続ける。そのうち無意識での行動習慣になっていく。私は「月10冊、本を読む!」を始めて2クール、「朝、100回腕立て!」を始めて1クールです。

■商売、そして社会的インフラとしての、「くすり屋」とは(パート5) はてなマーク

厳しい市場環境が続いています。人口減少・高齢化で国内マーケットが縮小しているのに、デフレが15年も続き、大手チェーンはまだ積極的な出店を続け、体力消耗戦が常態化、業界の垣根がなくなってきています。

ドラッグストアを見ても、OTCの売上が上がらない中で、食品の取組みが増え、調剤併設店での処方箋の取り込みなどに手を伸ばしています。医薬分業政策に乗って急成長した調剤事業も、そろそろビジネスモデルが転換期です。

時代が変わった【顧客が欲しい物を自ら探し、比べ、選ぶ時代になった】。店頭での競争に加え、ネット業者も競争相手になった。リアル店舗に求められる価値は何なのか?信頼していつも利用したいお店はどこなのか?

例えば、書店では“著者のサイン会・握手会”が受けているとの話です。食品スーパーでは、“試食”。

くすり屋さんとしては、何が付加価値がついた商品・サービスでしょうか?目の前で、生で実感できること・味わえること・満足できること、そして楽しいこと。

「消費者の購買品目決定の70〜80%は店頭でなされる。」という真実。そのためにも、お客さんがそうとは気づいていない価値を提供する・教える・動機づけしていく姿勢が必要です。そしてその提供する物・サービスに満足していただき、リピートやクチコミが生まれ、その地域でサロンのようなコミュニティが形成されれば。。。

規模の追求だけが商売ではありません。商売として成り立ち、かつ顧客と地域・小商圏にあって、「欠くべからざる存在」「なくては困る存在」への“試行錯誤”“チャレンジの結果と検証”を続けましょう。

2011年9月6日

天野商事株式会社   代表取締役 栄ミナミ男声合唱団   所属

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