医薬品(OTC)・健康食品・スキンケア・管理医療機器等の販売 天野商事株式会社

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今月のトピックス

平成24年の記事一覧

平成24年12月1日付

 こんにちは。師走に入り、今年も残すところ1ヶ月になりました。「今年何をしたのか?」「何に手を打ったと言えるか?」。自分の立ち位置をハッキリさせるためにも、モチベーションを上げていきましょう!
 先月のこの「お得意様各位」や弊社スキンケアセミナーでご紹介した『牛に化粧品を売る』という本。「早速購入し、実行に移しました」との連絡いただいたお店も。お互いに【常に学び】【すぐやる】という習慣をつけたいですね。。。
 さて先月、世界No.1コーチとも言われるアンソニー・ロビンズの日本代理人・クリス岡崎氏のセミナーに参加しました。
今月は、そこから3つシェアしたいと思います。
 ①現代は知識が日用化してしまった。やり方は一杯あるし、検索すれば簡単に分かる時代。しかし・・・、
  • 教材は凄いけど(正しいけど)、戦略は凄いけど、大半の人が結果を出せていない・実行できていない現実。
  • このやり方通りにやれば、90%成功するのが分かっているのに、最後までやる人は僅か10%のみの現実。
 そこで、クリス岡崎氏からの一つ目の質問は、「あなた、本当に全力を尽くしていますか?」
 二つ目の彼からの大きな質問は、「個人の力で最大なものは何だと思う?」。各テーブルに分かれて、その答えが何かをディスカッションしました。出てきたものは、"性格的なもの(情熱・粘り強さなど)"、"技術的なもの(専門性・資格など)"、"人脈"などでした。
 クリス岡崎氏の答は、【他人の力を使う力!】。そんな関係を築いていくためにも、周りの人に対して、
  • ○ GIVE(ギブ)<TAKE(テイク)という受け身・他人頼みではなく、
  • ○ GIVE(ギブ)=TAKE(テイク)、いわゆるギブ・アンド・テイクでもなく、
  • ◎ GIVE(ギブ)>TAKE(テイク)という基本的な考え方の重要性。
 一人でやれることには限界があり、自分だけ助けて欲しい・買って欲しい・いい思いをしたい・・・では成果も知れています。【他人の力を使う】為には、まず相手に喜んでもらってこそ!一緒に仕事する・ジョイントする価値があると思ってもらってこそ!
 その結果として「どうせなら、○○さんから買いたい」「どうせなら、○○さんと付き合いたい」「○○さんが言うのなら一肌脱ごう!」になっていくのも自然の流れと言えますね。
 そして三つ目は、やらない理由づけとして、①時間がない②お金がない③自信がない・・・を言わない!
 「時間が出来たらヤル」「お金が出来たらヤル」「自信がついたらヤル」という人は、一生やらない!・・・そうです。

 今日もう一つ紹介したいのが、私が気に入っている酒屋さん(名古屋市昭和区池端町)のチラシ。こんな言葉が並びます。
  • 専門店ならではの品揃え(年代モノのワインやウイスキー、一度は飲んでみたい日本酒・希少な焼酎)。「君の店は最後の砦だよ」・・・と何度となくこんなニュアンスの言葉をいただいて。お客様のお役に立てたときの喜びはひとしおです。
  • 当店では品質管理をしっかりし、ワイン、ウイスキー、日本酒、焼酎など専門スタッフを擁して、お客様のご質問にお答え出来、ご提案もさせていただく専門性の高い店作りに邁進いたしております。
  • 店に入って左側の部屋が温度管理されたワインセラーです。そこから地下へ降りていただきますと、品質管理された上級のワインが並んでいます。当店が誇りますワインセラー"レッドカーペット"へも是非どうぞ。
 いかがですか?「行きたい!」「このお店見てみたい!」と思いませんか?その酒屋さんでは、年に数回ずつ「日本酒を楽しむ会」や、「シングルモルトを楽しむ会」などを開催しています。
 酒販業も厳しい市場環境ですが、量販店やコンビニが売れば売るほど、消費は2極化し、そこでは物足りない人が出てきます。デフレが進めば進むほど、消費者は【2つの財布】を使い分けます。そうしたときこそ、専門店の強みを発揮できる!薬局でも、化粧品店でもそうですし、弊社でも弊社セールスでも同じだと思います。
 「どうせなら○○さんから買いたい!」「こういう時は○○さんに聞こう!」を目指して。。。


代表取締役 天野晃治


※週2回のブログ【天野Cozy】では関連事項を掘り下げて書いています。弊社ホームページからご覧下さい。
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※1/14(祝)神奈川薬剤師学術大会、2/2~3(土・日)近畿薬剤師学術大会にブース出展しますので、お立ち寄り下さい。

平成24年11月1日付

 こんにちは。月末に少し風邪をひき、自社の風邪薬やドリンク剤を飲み、身体を温める食事内容・入浴でケアしました。この冬は平年並みの気温予想ですが、暖かかった反動差があり皆様もご自愛下さい。
 さて、先月1年数ヶ月ぶりにオラクルひと・しくみ研究所、小阪裕司先生のセミナーに行ってきました。シェアしますと、
  1. 消費の形が、【モノの消費】→【心の消費】に変わってきている。
    ※モノ余りの時代・余分に買わない時代になり、65%の生活者は好きなことに消費したい。体験的な消費をしたい。
  2. お客さんのライフタイムバリュー(生涯消費価値)を考えてみる。
    ※顧客のお一人お一人が年間いくらお金を自社・自店に使っていただいているか...を考える。【リピートの商売】
    ※財布の中身の【使い分けをする時代】になっており、なおさら差がつく。
    ex)「昼はコンビニ、でも夜は少しリッチに!」「家ではユニクロ、でも外ではパリッと!」「日頃は節約、でも趣味・旅行にはドンと!」「化粧水は安いので、でもクリームはしっかりしたので!」・・・などなど。
  3. 従来の品揃えは「商品やサービスが軸だった」。
    ※酒屋はお酒・ワインを買いに行く所、美容院はヘアカット・セット等に行く所、ゴルフショップはクラブ等を買う所
     ↓    ↓    ↓

 これからの品揃えの基準は「人」を軸にして考える!
  • 業種の分類を超えて【越境して!】、品揃えを考えてみる。自分のお客さんに喜んでもらう、楽しんでもらう品揃えを考えてみる。その方がお客さんは嬉しい!実際に小阪先生の実践会の例として、
  • ワイン好きのお客さんのために、ついでにそのワインに合う食材をそろえて売っている。
  • しっかりファンがついている婦人服店では、店主が気に入ったバッグも化粧品もよく売れている。
  • クリーニング店で店主一押しのCDやDVDが凄く売れ、最初は取引を渋っていた他業界の人が驚いた(!)
では、われわれとしての【新基準の品揃え】はどんなものが考えられるでしょうか?【どういう品揃えで越境して】自分の顧客に喜んでもらえるのでしょうか?
 今月、もう一つご紹介したいのは、『牛に化粧品を売る』という本。タイトルを見て、おもわず買ってしまいました。人口4,000人の山に囲まれた過疎と高齢化が進んだ町で、カネボウ化粧品トワニーで12年連続日本一の薬粧店さんの本。
  • 3,000人の顧客台帳の管理・工夫。年間2万通もの手書きの(!)DM葉書。・・・お客さんの買い物内容だけでなく、家族構成まで把握しているからこそ出来る【お客さんの状況に応じた話法】、【お客さんに応じた手書きDM葉書の言葉】。
  • 会話の90%を占める雑談時間の中から、お客さんの望みを聞き出し、しゃべってもらい、興味を引き寄せていく商売モードへのギアチェンジ。
 業種店が並んでいた商店街が、郊外に大型モールや量販店ができて歯抜けや閑古鳥状態になってしまった状況が全国に溢れていますが、同じような経験をし、それを乗り越えてきた【強み作り】【目標設定の高さ】【根気強さ】【こまめさ】には凄く刺激を受けました。
 そして、この本の中でも書かれていた【生涯顧客価値】。一年に何回リピートして購入いただけるか?生涯にどれだけのご購入をしていただけるか?そのためには、自社・自店・自分にそれだけの価値があるか?【情報発信する】【お客さんの知らないことを教えてさしあげる】、お客さんが忘れない様に飽きない様に【何度も繰り返し語り直す】、【お客さんのことをいつも考えていることを伝える】。
 先日、薬局新聞の記者さんが来社されての話題は、『これから、どういう街の薬局・くすり屋さんが求められるのか?』今まで以上に力を入れること・今から始められることは何でしょうか?


代表取締役 天野晃治


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※【スキンケアセミナー開催】お待ちしております。私も前半お話します。
  11/6・名古屋、11/7・大阪、11/15・東京
※【ブース出展】12/2(日)の第45回東海薬剤師学術大会(ウインクあいち)にブース出展しますので、お立ち寄り下さい。

平成24年10月1日付

 こんにちは。ようやく秋モードですね。RSウイルスが流行しているそうですのでご注意下さい(消毒用には次亜塩素酸ナトリウム)。今年も早や3/4終了。「この9ヶ月何をしたのか?」検証して、残り3ヶ月に生かしましょう!
 さて、今月は先月気になった記事・番組から2つご紹介します。1つめは、日経ビジネス9/3号の22ページに及ぶ特集『クスリの未来~医薬は成長産業か?~』から、調剤薬局についての記述より。
  • 高齢化の進展で国民医療費は37兆円。この10年で国民医療費に占める薬局調剤医療費は8%→16%に倍増!
  • 医療費を抑えこもうとした国の医薬分業政策により、価格競争もなく、病院前という好立地やマンツーマンという形さえ出来れば、零細店でも経営が成り立った為、調剤薬局は今やコンビニより多い5万3000店に。
  • しかし、ここにきて分業率は65%になり伸びが鈍化、新規に門前薬局を開く立地が減ってきた。今後は調剤報酬・薬価とも大きく引き下げられる可能性が高く、大手チェーンによるM&A(合併・買収)も盛んになってきた。
そして、『問われる薬剤師の存在意義』として、
  • 「かつて薬局は地域の健康拠点だった」。しかし、街の薬屋が廃業(売上不振・後継者問題)などで減ってしまった。調剤薬局は敷居が高く、処方箋がないのに調剤薬局へ足を運ぶ人はほとんどいない。
  • 医薬分業率が65%を超えた今、処方箋通りに袋詰めするだけの薬剤師・調剤室にこもったままの薬剤師に対する目は厳しい。・・・との指摘が。
 先月のセルフメディケーションフォーラムでも、分業を誘導してきた厚労省の薬事企画官から「薬剤師は調剤という流れ作業の仕事が中心になっていしまっていて、薬局へ来た人の健康相談に応じる体力が残っていない」との不満の言葉が。。。
 もう一つは、9/15のNHK・Eテレ(以前の教育テレビ)でのTVシンポジウム「この春誕生した6年制薬剤師の課題と将来像」。NHKアナウンサーを司会に、NPO法人代表・病院勤務薬剤師・日本薬剤師会役員・医大教授・薬学部教授がパネリストとして、病院・調剤薬局・これからの在宅を含めた薬剤師のあり方への現状認識や提言がありました。その中で・・・
  • NPO法人代表からは「調剤薬局は、ただ薬を受けとる場所になっている感があり、忙しいのは分かるが薬剤師には壁の向こう(調剤室)から外に出てきて欲しい。何をやっているか話して欲しい」との提言が。
  • 医大教授からは、薬の専門家としての医師との連携への期待(高度医療や在宅などで)が。
  • 日本薬剤師会役員からは、【地域のかかりつけの場】として、調剤・服薬指導だけでなく、OTCなどの販売や在宅への積極的な関与をしていく必要性の発言。
 「街に"相談できる薬屋さん"がなくなってしまった」との声。便利性から考えますと、世の中は量販店・専門店・通販など選択肢が増えた。チラシ・比較サイトで価格も安いのを吟味できる。しかし逆に、自分にとってベストな商品購入先を探すのに手間がかかるようになってしまった。特に専門店については、身近なお店がなくなってしまい、どこがいいのか?どこに行けば、安心して相談に乗ってもらえるのか?
 特に、高齢社会となった今、年配の方たちにとっては大きな問題ですし、さらには若い頃はさほど気にならなかった体調の変化が気になりだす年齢に入った年代も同じです。
 先月のブログ『マスターがいるお店』『付加価値って何?』『相談できるお店はどこにある?』でも書きましたが、これから人口が増えない時代にあって、トータル的には市場が縮む時代にあって、しかし(!)お客さんが財布の中味を使い分ける時代にあって、どういう商売の形・お客さんとの関係づくりを目指していったらいいのでしょうか?

【お客さんからの信頼が厚く、無くては困る相談薬局】
【ちょっとした心配ごとも話せるお店】
【お客さんに価値を伝え、教え、潜在的な需要を掘り起こせるお店】
【健康にいいものなら多少高くても買うという顧客・年輩者に受け入れられるお店】
【処方箋がなくても気軽に寄れる調剤薬局】へ。。。


代表取締役 天野晃治


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  11/6・名古屋、11/7・大阪、11/15・東京

平成24年9月1日付

  こんにちは。今年の残暑は厳しいですね。自らを含めて【夏バテ対策】をしつつ、【秋~冬】へ向けての準備・アピールと、情報発信をしていきましょう。
 先々週末の名古屋・栄地区は「にっぽんど真ん中祭り」と「24時間テレビ」が重なり、凄い人出でした。やはり【イベント】とか【人が集まる】のはいいですね。私が所属する栄ミナミ男声合唱団も今月(デイサービス慰問)、来月(名古屋まつり)、11月(徳川園80周年記念)と予定が入ってきました。
 さて今月は、先月の日経新聞一面記事『シニアが拓く』と『大手流通業、さらなる値下げ競争』の2つより。まず最初に
  • 65歳からの人生をざっと20年と見積もると、食事や睡眠を除いた【自由時間】は10万時間もあり、勤続40年の総労働時間より多い(!)。
  • 60歳以上の消費支出は日本の個人消費の【45%を超えた】。65~69歳の消費支出は12ヶ月連続で前年を上回っている。
  • そして、最近のシニアは【感覚が若い!】。健康や美容への支出も若々しくあるため。シューズやウエア、ステッキでもカラフルさを望み、補聴器でも携帯プレーヤーの様なデザイン性を重視する。
  • 65歳以上の一人暮らしと夫婦二人暮らしを合わせると929万世帯も。シニアは自立を求められる一方で、地域的・社会的に【気楽に相談できる存在・場所】が必要となっている。
 こうした世界最速の高齢社会となった日本が【高齢化】【人口減少】【需要と供給のバランス】の山を乗り越えなければいけない中で、大手スーパーによるNB品のさらなる大幅値下げや、専門チェーン店による格安PB品拡充の記事。
  • 衣料品市場はこの十数年で市場規模が3割も縮小。これは数量の3割ダウンでなく、金額ベースの3割ダウン!
    デフレが続いた中で、"ユニクロ価格"や"しまむら価格"が消費者の物差し(価格の基準)の一つになったと言える。
  • 同じ様なことが外食市場・酒販店市場など多くで見られ、OTC市場も市場規模の縮小【デフレの泥沼】
  • その一方で、バッグや生活雑貨品については、そこまでの物差しがない。消費者の選択肢の多様化で、そこまでの市場の縮小にはなっていない。先月末の東急ハンズの夏恒例「ハンズメッセ」も混んでいました。
  • また化粧品市場も市場は微減で踏みとどまっており、化粧水は安いものを使うけれど、美容液やクリームはしっかりしたものを選ぶ傾向が見られます。
  • 歯磨き市場も、ふだん使いのは198~298円の安いので。しかし、歯周病対策とか口臭対策の歯磨きでは千円台のが伸びています【弊社でもマスチックデンタルリンスと、ハーペントが!】。
 厳しい現実の数字として、自営業主がこの30年で4割も(!)減ってしまった。量販店に押し出された中小・零細店の廃業と後継者問題。しかし、ここにきて医療・福祉や教育、生活関連サービスなどの需要が伸びている分野では個人の起業意欲は衰えていません。
 さらに、経済的価値(いわゆる価格での判断)と異なる【別の何か!】を提供できているお店はこんな時代でも元気です。そんな酒屋さん・ケーキ屋さん・美容室さん・和菓子屋さん・クリーニング屋さん・花屋さんには買い物の楽しみ、会話の楽しみ、食べる楽しみ、新しいものとの出会いの楽しみ、お互いの気遣いの楽しみが。。。
 ・・・では、薬屋さんにとっての【別の何か】とは、調剤薬局さんにとっての【別の何か】とは何でしょうか?医療費が37兆8000億円と過去最高を更新し続け、分業率も65%を越え、厳しい議論も出始めています。
 【お客さんからの信頼が厚く、無くては困る相談薬局】【ちょっとした心配ごとも話せるお店】【お客さんに価値を伝え、教え、潜在的な需要を掘り起こせるお店】【健康にいいものなら多少高くても買うという顧客・年輩者に受け入れられるお店】【処方箋がなくても気軽に寄れる調剤薬局】へ。。。


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平成24年8月1日付

 こんにちは。一気に猛暑モードですね。皆さまもご自愛いただくとともに【熱中症対策】のアピールと情報発信を。ロンドンオリンピックが始まりましたので、日々繰りひろげられるドラマから勇気やパワーをもらいたいですね。 先月、名古屋市内のうちから高速を使えば30分ちょっとで行ける愛知県大府市のJAアグリタウン"げんきの郷"と、近くにあるミニトマト農園、そして豆腐工房に行ってきました。"げんきの郷"は開業11年。地産地消の成功モデルとして有名で、地元の農家さんの朝採れたての新鮮な野菜や果物がいっぱい(年間800種類も!)でとてもお値打ち。
 そこのビデオを見たのですが、以前は農家さんは「農作物を農協に出荷して終わり」だった。それが"げんきの郷"に参加して農家さん自身が変わったことは・・・
  • 自分の農作物に今まで以上に思い入れ・責任を感じるようになった。
  • 自分で値段を決め、自分で売場に並べる以上は、「中途半端なものは出荷できない!」との思いが強くなった。
  • 消費者にじかに接する機会も出来、【野菜や果物に対する思いとか、生産過程やストーリーを語るようになった】。
 そこでは、スーパーに並べられている野菜や果物との違いを、消費者が見てさわって感じ、また生産者の【語り】【メッセージ】にふれて知識もつき、楽しい買い物になり、【リピート客になる】【口コミで友人・家族を連れてきてくれる】。ミニトマト農園も個人経営で生産者のご夫婦とも話ができ、【ファンに】なりました。
 この【語る】【語り直す】ということの大切さを、われわれは日々の忙しさやルーティンワークの惰性にかまけ、どうしても忘れがちです。。。弊社でも、5月に"せいとう茶"、6月に"アクアゲル"、7月に"ニオイ企画"を【語り直した】ところ、お店様からの反応も、【そういえば、最近はアピールするのを忘れていた】【限られたお客さんのリピートだけになっていた】【以前売れなかったので、そのまま放置していた】【伸びている商材だから、頑張ってみる】で、当月は大きな伸びを示しました。
 また、ブログにも書いたのですが、知り合いの30代の女性から「もともと貧血気味だが、最近暑くなり、立ちくらみもする」との相談がありました。・・・で、最近、かくれ貧血(冷え性・立ちくらみ・更年期で)の人が増えていること、肝臓中のヘム鉄・血の総量が少ないことを伝え、弊社の十全大補湯ドリンク剤「補全」を"ちょっと高いけど、そういう方に評判いいんですよ。"と勧めました。同時に、虚弱体質がかなりひどい様なので、お湯割りで服用すること、内臓を冷やさないこと、野菜でもトマト・きゅうりなど体を冷やすものは避けることも。。。その後、改善傾向であるとの御礼が。
 最近、「お客さんが少ない」「高いものは売れない」との話が多いのですが、【お客さんは目の前にいる!】【お客さんは自分が必要なものなら、多少高くても買う!】ということを改めて強く感じた次第です。
 そのためにも、"情報発信すること""お客さんが相談しやすい雰囲気を作ること""定期的に語り直すこと""お客さんが気づいていないことを教えてあげること"。
 薬局新聞の夏季特集『来たるべき薬局機能・薬剤師職能への展望』で、日本薬剤師会の児玉会長の談話として、
  • これから超高齢社会に突入する中で、いわゆる"町の薬屋さん"を探せない状況はどうかと思う。セルフ形態のところや、処方箋がないと入りづらい薬局などではどうなるのか。
  • 高齢の方は病気や薬の話以外にも、色々と話したいことがある人が多い。地域密着店だから出来ることも多い。
  • 分業率が70%を目前とした中、収益面も含めた分業に対する風当たり・批判の声も強まっている。
 3年後の目指すべき姿が【お客さんに価値を伝え、教え、潜在的な需要を掘り起こせるお店】【健康にいいものなら多少高くても買うという消費者・年配者に受け入れられるお店】【お客さんからの信頼が厚く、なくては困るお店】【処方箋がなくても行ける調剤薬局】になっていけるかどうか。。。


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平成24年7月1日付

 こんにちは。2012年もあっという間に折り返しに入りましたね。「今年はこんな一年にしたい!」「こんなことに取り組みたい」「今まで中途半端・先送り・逃げていたことに取り組むぞ!」に対していかがでしょうか?
 先月、私の信頼する大学の後輩で、漢方薬局経営で成功している小林先生の漢方研鑽会に数年ぶりに参加しました。土曜日の夜8時半から12時まででしたが、24名もの参加者(漢方薬局、調剤薬局など)で皆さんとても熱心。その中で、

①お店の強みを3つぐらいに絞ってアピールした方がいい!
 お客さんは相談できる信頼できる専門店(かかりつけ薬局)を探しており、"あれもこれもベタベタと店の外に貼ってあるお店""何でも屋"には行かない・入ろうとしないとの指摘。
 →【自分・自店の強みは何か?】【得意なものを磨かなければダメ!】

②ウォシュレットになり、痔の人が少なくなったと言われますが、ストレスや座りっぱなしの仕事が増え、実際は痔の人は増えている。
 また、「個人店に相談に来ず、ドラッグストアで買ってしまう」との声に対しても、「痔対策にはこういう商品があるとか、こういう使い方をするといい」との情報発信がされていないのが原因。10年ぐらい前はそうした活動をしていても最近はやっていないとか、定期的に語ることを忘れていないか?お客さんも10年で変わっていますよ、との指摘。
 →【何にでも言えますが、定期的に語ること・何度も語り直すことが重要!】

③お客さんが「薬局に痔の薬が置いてあることを知らない」と聞くと、まさか!・・・と思いますが、実際そういう例が多いそうです。
 小林氏も以前"ひざ・腰関連品"をお知らせチラシに入れたところ、「こういうのが薬局で買えるとは知らなかった。通販だけかと思っていた」と来店客に言われたとの事(!)。われわれの常識からすると「まさか!」ですが、お客さんの立場からすると、
 →【紹介してもらったこと・教えてもらったことはない。覚えていない。】

 また、弊社の十全大補湯ドリンク剤「補全」についても、以下のアドバイスをいただきました。
  • "四物湯"+"四君子湯"+2剤。【血と気を総合的に補い、体力や免疫力を高める薬】【幅広く他のものと一緒に使える薬】
  • 体力がヘナヘナな人に。・・・体力がない人、夏バテ、大病のあと、抗がん剤を服用していて。
  • かくれ貧血(冷え性、更年期、立ちくらみ)の人が非常に多い。・・・肝臓中のヘム鉄・量的に"血"が少ない人、スタミナのない人。
 以上、色々な気づきと反省の機会となりました(感謝!)


 次に、日経ビジネス6/11号の特集は「今こそ、日本で稼ぐ!」でした。
  • 「少子高齢化で市場全体が伸びない」「低価格志向で値上げ出来ない」「われわれの業界は市場が縮小している」など国内市場に対する悲観論が蔓延していますが、本当に全ての会社・お店がそうなのか?
  • 「日本市場が伸びないを疑え!」・・・こうした時代にあっても伸びている先は多々ある。そして、それらの会社・お店は【やや高めの価格帯】【単価アップ】【リピーターの増大】を根気よく続けている。
 時を同じくして、デフレ下にあっても成長を続けてきた"安売り神話"代表格の「マクドナルド」「すき家」「ユニクロ」がともに5月の既存店売上高が10%ダウンしたとのニュースが流れました。


 精神科医で作家の和田秀樹氏の新書「なぜ日本経済が活性化しないのか?」の"なぜ高齢者に目を向けないか?"の章より
  • 65~75歳の前期高齢者はもちろん、80歳ぐらいまでは十分に「現役の消費者」と考えていい。
  • 高齢者向けのビジネスは価格競争とは基本的に無縁。高齢者は基本的に「安物」でなく「本物」「ちょっと高級」が欲しい。
  • 「弱者」のイメージのお年寄りはほんの一部。個人差が大きいので、ステレオタイプな「高齢者のイメージ」は捨てること。
 3年後の目指すべき姿が【お客さんに価値を伝え、教え、潜在的な需要を掘り起こせるお店】【健康にいいものなら多少高くても買うという消費者・年配者に受け入れられるお店】【お客さんからの信頼が厚く、なくては困るお店】【処方箋がなくても行ける調剤薬局】になっていけるかどうか。。。


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平成24年6月1日付

 こんにちは。先月の金環日食は見えましたか?名古屋は実に932年ぶり(!)の「奇跡の瞬間」になりました。
 先月末に、長女がお世話になっている金城学院大学薬学部の協力会役員会に出席。大原薬学部長、網岡教授(私の名城大薬学部の先輩で、男声合唱団のメンバーでもある)はじめ先生方から大学の状況、国試の結果、病院・薬局での実務実習の状況などをうかがいました。せっかくのご縁ですので、何かしらの貢献が出来れば・・・と、考えております。
 さて、ブログにも少し書きましたが「小商いのすすめ(経済成長から縮小均衡の時代へ):平川克美著」を読みました。
  • 昭和30年代は日本全体が貧しかったが、日本人には野性味と若さがあり明るかった。
  • 東京オリンピックが町の景観を変えてから10年後には高度経済成長も終わった。家庭にはモノが一通りそろい、日本人から野性味が消え若くなくなった。
  • それからの17年は日本が最も安定的に成長し続けた時代だったが、週休2日制などで労働観・価値観が変化。
  • ついに規模の経済が限界に達し、人口面・経済面で縮小均衡の時代に。これから日本はどうなるのか。
 次なる長期的視野にたって、さまざまな外的要因・変化に適応して、規模は小さくても、何とか生きていける、継続していける、笑いながら苦境を乗り越えていこう!・・・という【小商い宣言の本】でした。
 市場全体の2極化がますます強まっています。
  • ドラッグストアも収益をディスカウント業態に求めるか、調剤併設業態に求めていくのかの2極化。
  • 医薬分業の流れに乗り順調に伸びてきた調剤薬局も2極化へ。医療費は伸びるが、収益構造は厳しくなる。
  • 専門店・カウンセリング店の2極化。後継者問題で廃業する個人零細店の増大。
 たとえ業界○位であろうと、存続と利益の保証が全くなされない現実。一方で、たとえ規模は中小零細でも独自の強みを築き上げ、その強みを磨き続ける努力を重ね、存在価値を発揮している会社・お店が多々あります。
  • 5/15放送の「日経スペシャル・ガイアの夜明け」では、大手スーパーに負けずに独自戦略で顧客をつかむ地域スーパーの秘密。愛知県豊橋市の食品スーパー「一期家一笑」はわずか1店舗の超ローカルスーパー。店主親子・従業員はお客の名前や顔をほぼ把握!地産地消の地もの・手作り惣菜が人気で、超ローカルスーパーのひとつの未来の形。
  • 5/27放送の「シューイチ」でオリンピック選手を支えるマットレスとして一押しで紹介された高反発マットレス「エアウィーブ」。そこの高岡社長さんに先月勉強会で久しぶりにお会いし、色々と話を聞きました。5~10万円するマットレスですが、こだわりの品質でオリンピック選手団などでの評価が非常に高く(寝返りが楽で朝までしっかり眠れ、疲れが取れる)、何年も苦労したが、一昨年からすごい伸びに。高岡社長いわく、「商品がいいのは当たり前。あとはいかにその良さを伝えるか!」「情報発信を常に意識するか!」との指摘でした。
 そういえば、先月行った「餃子だけ!」メニューの百老亭、愛知県知多半島で有名な豚肉専門店「ブリオ」はお店にもスタッフにもそうした自負と共に、ホスピタリティを感じました。・・・まさに【強み】【大手とは違う土俵づくり】【親しみやすさ】
 3年後の目指すべき店舗の姿が【お客さんに価値を伝え、教え、潜在的な需要を掘り起こせるお店】【健康にいいものなら多少高くても買うという消費者・年配者に受け入れられるお店】【お客さんからの信頼が厚く、なくては困るお店】【処方箋がなくても行ける調剤薬局】になっていけるかどうか。
 発売8ヶ月の十全大補湯ドリンク剤「補全」は、夏場の疲れや冷えにも。店頭で試飲(お湯割り)を勧めているお店では効果を実感していただきやすく、リピートのお客さんも増え始めています。伸びているオーラル関連の記事も。ご提案を始めて25ヶ月の補聴器はオーダーメイドのお客様が540台に(平均単価は19万円)。対象の方・悩んでいる方が増えており、地域の健康相談店として、専門の相談員と連携をとり、取り組みを始めてみませんか。


代表取締役 天野晃治


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平成24年5月1日付

 こんにちは。2012年もあっという間に1/3が終わりました。「今年はこんな一年にしたい!」「こんなことに取り組みたい」「今まで中途半端・先送り・逃げていたことに取り組むぞ!」に対していかがでしょうか?
 先月、「イチローは脳をどう鍛えたか?」の著者である西野仁雄先生(元名古屋市立大学医学部長、学長。専門は脳生理学)のお話を聴きました。大リーグの歴史にあれだけの実績を築いたイチロー。37歳にして、未だにトップクラスの練習量・準備を怠らず、圧倒的な自制心・向上心を持ち続けるイチローの凄み。結果を出し続ける人の進化の習慣など非常に興味深いお話でした。
 最近の日本人は内向きだと言われますが、あまりに便利な時代・環境になり、普段から手を使わない・歩かない・本を読まない・字を書かない・生きた会話をしない・チャレンジせず安住を求める・何が自分にとって最も大切であるかを考えない・・・。
 こういったことが、脳(特に、前頭葉)の退化につながっているとの西野先生の指摘も!
 さて、先月松坂屋名古屋店にファストファッション"H&M"がオープン。名古屋初ということで開店前に2500人の若い女性が並び、ごった返しました。苦戦する老舗・松坂屋としては『脱・百貨店』を掲げ、若年層を取り込みたいということですが、H&Mだけ行って、あとのフロアはスルーしたとの話も多く、これからのようです。また、大改装に伴い主な顧客である年配者が休憩できるスペースが減った様に感じました。【あれもこれもでは厳しい!】【強みがないと!】
 さまざまな業界で2極化が進んでいます。どうしても成長市場・大きな市場には、大企業が入ってきて価格競争・規模の競争になり、【特色】【強み】がない中小企業や零細店がはじかれてしまう。最近の健食通販の"初回半額""2週間無料"などによる顧客争奪戦や、NBメーカーの通販参入。ドラッグチェーンの調剤併設店拡大、介護市場への異業種の参入など。
 日経消費DIの4月調査によると、現在の業況判断はまだ水面下で厳しい状況だが、個人消費は回復基調との事。但し、所得が伸びない中、消費対象を選別したり、価格以上の品質を見極めようとする傾向が強まっています。

 『売上=①客数×②お買い上げ額×③リピート率』という原則にあって、
  • 美容室専門のコンサルタントの方に聞いた話ですが、全国の美容室は何と21万件!!!!7万件の歯科医院、5万店のコンビニや、調剤薬局と比べても厳しい業界。ふつうの美容室は2~3ヶ月に1回の頻度(リピート)だそうですが、色々な情報発信や催しをしてお客とスタッフの親密度【ファン化!】が高いお店では、来店頻度が2倍近くになっているとの話。
  • 金額の考え方については、例えば弊社の十全大補湯ドリンク剤「補全」は治療薬的に飲めば20日分、予防薬的に飲めば1ヶ月分以上で6000円。1日あたり自分の健康への投資として「コメダ珈琲より安い(名古屋の方なら分かりますが~)!」
また補聴器市場で言いますと、高齢化や器械の高機能化で①客数と②お買い上げ金額が伸びている現実。
  • 『大型店からお客を取り戻す"3つのしかけ"』の山田文美氏(地域商店再生コンサルタント)によれば、『お客さんが付き合いたいと思うのは"自分の事を知っているお店""押し売りされたと思わない、情報を手に入れた感がある、自分で選んだ感もあるお店"』
以上を考え、また人口減少社会・市場のパイ自体が縮む中で、われわれなりの上記の式を作ることが重要です。3年後の目指すべき店舗の姿が【お客さんに価値を伝え、教え、潜在的な需要を掘り起こせるお店】【健康にいいものなら多少高くても買うという消費者・年配者に受け入れられるお店】【お客さんからの信頼が厚く、なくては困るお店】【処方箋がなくても行ける調剤薬局】になっていけるかどうか。
 発売7ヶ月の十全大補湯ドリンク剤「補全」は、店頭で試飲(お湯割り)を勧めているお店では飲みやすさや効果を実感していただきやすく、リピートのお客さんも増え始めています。伸びているオーラル関連や春先のスキンケアも。ご提案を始めて24ヶ月の補聴器はオーダーメイドのお客様が509台に(平均単価は19万円)。対象の方・悩んでいる方が増えており、地域の健康相談店として、専門の相談員と連携をとり、取り組みを始めてみませんか。


代表取締役 天野晃治


※毎週はじめのブログでは各テーマを掘り下げて書いています。弊社ホームページからご覧下さい。

平成24年4月1日付

 こんにちは。いつもお世話になっております。ようやく遅れていた桜の開花が始まりましたね。
 先月末、勉強会のメンバーが経営する三谷温泉・平野屋さんに行ってきました。久しぶりの温泉と美味しい料理と、楽しい仲間との宴会を堪能。春休みの週末でかなり混んでいましたが、通常日の厳しい現状の話もうかがいました。
 厳しい市場環境にあって、「お客さんが来ない」「なかなかモノが売れない」「高額なモノは売れない」など、さまざまな声が増えています。先ほどの旅館業界も、高度成長時代は大きな投資をして、本館・別館を建て増し、団体客を呼び込んでいたのが、時代の変遷と共に企業の慰安旅行など団体客が減り、ファミリー層やシニア層・夫婦旅行・日帰り温泉客を取り込んで、リピート客をつくらないと厳しく、新たな投資が全く出来ない悪循環。一方で、最近は10~20室の小さな、でも高品質なもてなしでリピート客が多い中~高価格帯の宿も増えています。
 塾・予備校業界を見てみると、各社が中学から大学までの総合塾が中心だったのが、少子化で生徒の獲得競争が激化する中、私立中学専門・○○校入学専門・個別指導・医学部専門などの独自色を打ち出してきています。
 では、薬業界はどうでしょうか?先月、弊社セールスと伺ったお店さんの中では、
  • すぐ隣りにチェーンドラッグ店が出店。【推売品・骨太な商品】を高い目標設定で声かけ・DM含め頑張っているお店。
  • 試供品をしっかり説明【価値を伝える】してお客さんに渡し、商品販売~リピート客の多いお店。
  • 漢方をはじめとした中~高価格品が強くお客さんの信頼が高いお店では、【補全】を扱っていただきました。
  • 調剤薬局さんでは、処方箋が100枚以上あり忙しいが4月以降の報酬改定後を気にしてみえる先。処方箋は1日40~50枚、弊社のスキンケアを薬剤師・スタッフの方にも愛用いただき、物販にも力を入れておられる先。
『売上=①客数×②お買い上げ額×③リピート率』という原則からはどんな企業も店舗も逃げられません。
①客   数・・・安売り・便利性で呼ぶか?【専門性・信頼性・親しみやすさ】で固定客・口コミ客を増やすか?
②金   額・・・デフレ・値下げ圧力が厳しい中で、【安売り・低価格中心か⇔価値を伝え教え、中~高価格帯か?】
③リピート率・・・年1回、数ヶ月に1回の商売でなく、定期的に何度もリピートする形にしたい。
 日経ビジネス3/26号の特集は「さらばデフレ消耗戦!安ければいいが国を滅ぼす!」。15年に及ぶ物価下落・デフレでGDPが11%も減少。カンフル剤としての安値追求に走った結果、さらなる悪循環を招いている中での事例で、
  • レトルトカレーは1箱100円切る商品が相次ぎ、市場が11%も減少。それに対し200~300円のこだわりカレー登場。
  • しまむらでは男性用の綿100%速乾肌着780円が、従来の綿100%・580円の5倍も売れている。
  • 高級時計グランドセイコーが昨年、過去最高売上を達成。購入者のうち30・40代が2割ずつで「良いモノを長く使う」。
我々は、店頭からどんなアプローチ・情報発信をしていったらいいのでしょうか?
  • 【人は自分の気になっていることしか聞かない・見ない!】
  • 【お客さんと頻繁にコンタクトを取ることの大切さ!】
  • 【お客さんが気づいていない価値・買う理由をいかに示すか?】
  • 【実は、人は自分の潜在的需要に気づいていない事が多い!】
 そしてもう一つ。少子高齢社会にあって高齢者は決して弱者ではなく、8割の方はお元気だし、自分の活動範囲の中で日常生活や買い物を楽しみたい。地域に密着し、「なくては困る相談薬局」「色々と教えてくれるお店」「処方箋がなくても行ける調剤薬局」へ。。。
 発売6ヶ月の十全大補湯ドリンク剤「補全」は、店頭で試飲(お湯割り)を勧めているお店では飲みやすさや効果を実感していただきやすく、リピートのお客さんも増え始めています。伸びているオーラル関連や春先のスキンケアも。ご提案を始めて23ヶ月の補聴器はオーダーメイドのお客様が489台に。地域の健康相談店が内容も予算も納得してお買い上げいただき、喜んでいただくには、一番だと思います。専門の相談員と連携をとり、一緒に取り組みましょう。

代表取締役 天野晃治


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平成24年3月1日付

 こんにちは。いつもお世話になっております。ようやく三寒四温が少し感じられるようになってきましたね。
 2月26日は私の所属する栄ミナミ男声合唱団の5周年記念コンサートでした。中小企業経営者、大学教授、弁護士、僧侶など雑多な顔ぶれで、かつ合唱経験のない40~60才の約50名の集まりが良き女性指導者に恵まれて、何とかさまになってきたなぁ・・・と、感慨深いです。勿論、メンバーとの交流やボランティア活動も。
 さて、先日ブログにも書きましたが文藝春秋3月号を読んでいましたら、日本がまだ高度成長・繁栄を謳歌していた37年前の朝日新聞の一面に載った衝撃論文「日本の自殺(予言の書)」が再掲載されていました。
 内容は、その当時から見た日本の過度な平等主義や福祉政策の弊害予言や、豊かさ・便利さの代償としての現代人の幼稚化(考える力の弱体化)傾向。そして、ちょうどその年に赤字国債発行が始まったこと。う~ん、その予言があまりに現実味を帯びており、議論だけでただ流される・先送りしている怖さ・・・(!)。
 そんな話にもつながりますが、会社や商売は時代適応業。どうしても「会社の寿命」や「事業の寿命」はありますので、いかに時代に合わせて変革していくか?一つのビジネスモデルが15~20年しかもたなくなっており、先を見てどういう種マキをしていくか?
 一方で、「今ブームだから・時代の要請だから・補助が出るから」と言ってそれに乗っかっているだけでも怖い。地デジ特需でバンバン売れた薄型テレビは、反動で想定を上回る販売不振で価格が急落し、40型が4万円を切る"たたき売り(!)"状況。しかも、一度買ったら次は何年後の買い替えでしょうか?5年?いや10年近く?
 昔は業界のトップ3といえば、大優良企業でした。しかし、メガネ小売り業界3位のメガネスーパーが債務超過との記事。メガネ業界もセット価格1万円とか価格競争が激化。業界としては3年に一度の買い換えを期待しているそうですが、実際はどうでしょうか?必要だからかけている人(私を含め)は次の購入までに5年以上?
 紳士服チェーン業界では、大きな購買層の団塊の世代が退職時期で一大事!若者の取り込み・トータルコーディネート提案・背広を着なくなった世代へのカジュアル服など模索しています。
 では、薬業界はどうでしょうか?【売上=①客数×②お買い上げ金額×③リピート率】という原則にあって、
①の客数は、個人店さんの場合、8~9割は固定のお客さん。
②のお買い上げ金額は、まさしくお店の思い・お客さんにとっての位置付けによって驚異的な差が・・・。その元となるのが価格のとらえ方。当社の商品で言えば、"1800円の歯磨き粉デンタルリンスジェル""5000円のハツラツ粒""6000円のリンクルクリームや補全"は高いのでしょうか?・・・【お客さんがそうと気づいていない価値を教えて喜んでもらう】
③のリピート率は、上記の例と違いわれわれは『リピートの商売』です。しかも定期的に何度も足を運んで欲しい。
【お客さんに訪店する理由を与えてあげる】・・・案内のDM送付、試飲会、相談会の実施、リピート購入につながる手立てなど。
 ご承知の様に、"買い物難民""コミュニティの必要性"が言われています。一方で、高齢者は決して弱者ではなく、8割の方は元気だし、日常生活や買い物を楽しみたい。「なくては困る相談薬局」「気づいていない体・お肌のことを教えてくれるお店」「ちょっとした悩みを話せるお店」「定期的な相談会などをやっているお店」、そして4月からの調剤報酬改定もあり「患者さんをお客さんにしていく」「処方箋がなくても訪店できるコミュニティ薬局」への日々の試行錯誤を続けていきましょう。
 発売5ヶ月の十全大補湯ドリンク剤「補全」は、店頭で試飲(お湯割り)を勧めているお店では飲みやすさや効果を実感していただきやすく、リピートのお客さんも増え始めています。伸びているオーラル関連や春先へのスキンケアも。
 ご提案を始めて22ヶ月の補聴器はオーダーメイドのお客様が472台になりました。お客さんが良く見知っているお店で内容も予算も納得してお買い上げいただき、喜んでいただくには、地域の健康相談店が一番だと思います。専門の相談員と連携をとり、相談会の実施・又はスポットを一緒に取り組みましょう。


代表取締役 天野晃治


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平成24年2月1日付

 こんにちは。いつもお世話になっております。インフルエンザがかなり流行し、学級閉鎖も増えており、調剤薬局さんからも、マスク・ノロキラー(次亜塩素酸Na)・しょうが湯の注文が増えています。皆さまもご自愛下さい。
 平成24年が明けて早や1ヶ月。「今年はこんな1年にしたい!」「今まで中途半端で逃げていたことに取り組むぞ!」に対していかがでしょうか?耳の痛い話ですが、何と(!)90%以上の人が年初に立てた目標を1月中に諦めてしまうとの事。
 ある行動が習慣化されるまで「3ヶ月」。意識して行動を変え、3ヶ月続ける!そしてもう3ヶ月続ける。そのうち無意識での行動習慣になり、やらないと気持ち悪くさえなる。私は「月10冊、本を読む!」を始めて4クールめ、「毎朝100回の腕立て!」を始めて3クールめです(おかげで胸囲は昔柔道をやってた頃の100センチに戻りました)。しかし、「運動不足の解消に、今年から週末朝に4~5キロ早歩き&走る!」は、まだ4回しか出来ていません。マラソンなどに汗を流す知り合いも増えており、【続ける理由】【スモール・ゴール】を設定し、仕事への活力として、習慣にしたいと思っております。
 さて、先月もいくつか気になったニュースがありました。一つめは「米イーストマン・コダックの破産法申請」。写真フイルムの一時代を築いた名門企業の衰退。私も昔、カメラのアマノでフジとコダックのフイルム3本パックがドンドン売れ、現像(同時プリント)で多忙だった頃を思い出します。そのコダックと対照的なのが市場・技術革新の激変に適応し主要事業を劇的に転換させた富士フイルム。
 もう一つは「老舗百貨店の松坂屋名古屋店が、若者に人気の低価格ファストファッション"H&M"を中部初導入」。戦後庶民のあこがれであった百貨店業界も15年連続の右肩下がりで、年配の上顧客相手に高額品を売ってきた松坂屋名古屋店の売上もピークの2/3になったのが背景とのニュースでした。
 本当に、年配者はモノを買わなくなったのでしょうか?景気が悪いから・デフレだから、「高額品」が売れないのでしょうか?若い人は安いものしか買わないのでしょうか?
 【売上=①客数×②お買い上げ金額×③リピート率】という原則にあって、客数が減っているのに(人口が減っているのに)、高い物は売れないとマイナス思考で客単価(お買い上げ金額)を下げる?
 ベストセラー本「デフレの正体」の藻谷浩介氏が先日の日経ビジネスで、「日本には質の高い消費者が1億人もいるのだから品質や機能を高めて国内でしっかり売る努力をもっとすべき。」と言っておられました。
 例えば、オーラル市場は前年104%伸びていますが、"歯磨き粉は198~298円の低価格品⇔1000円以上の高価格品"に2極分化してます。付加価値があり、お客さんも喜んでもらえる商品を売るためにも、私達は【商品の価値を伝える】【ストーリーを伝える】【事実・実例を示す】という基本を丁寧に根気よく繰り返すことが重要です。
 一つのビジネスモデルが15~20年しか持たない市場環境。業態としてのドラッグストアの変遷を見てもそうですし、この10年急成長した調剤薬局や介護市場も政策に振り回されるリスクが今後増えてきます。
 「なくては困る相談薬局」「気づいてない体・お肌のことを教えてくれるお店」「定期的な試飲会や相談会などをやっているお店」「処方箋がなくても行ける調剤薬局」への日々の実践・試行錯誤を続けていきましょう!
 虚弱・冷え性・病後の方に飲みやすく効果の高い十全大補湯ドリンク剤「補全」はそういうお店の差別化・柱になる希少な商品(お湯割りでお勧め下さい)。スキンケア企画、オーラル関連、こだわり製法のしょうが湯、什器もご利用下さい。
 ご提案を始めて21ヶ月の補聴器はオーダーメイドのお客様が450台になりました。お客さんが良く見知っているお店で内容も予算も納得してお買い上げいただき、喜んでいただくには、地域の健康相談店が一番だと思います。専門の相談員と連携をとり、相談会の実施・又はスポットを一緒に取り組みましょう。


代表取締役 天野晃治


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平成24年1月4日付

 こんにちは。いつもお世話になっております。1年がたつのは驚くほど早く、2012年を迎えました。「どんな1年になるのでしょうか?」いや、もっと主体的に「どんな1年にしたいか?するか?」の質問の方がいいですね。
 年末の日経流通新聞に、『答がない時代に入った。1社1社、1人1人が自分で考え立ち向かっていくしかない時代に入った』とのコラムが載っていました。落合博満前中日監督のベストセラー本「采配」の中にも...、
★どんな仕事でも、根気をもって一つの負けない技術を身につけて自信を得るしかない。
★模倣(マネ)は一流になるための第一歩。いいと思うものは積極的にマネて、反復練習を重ねて自分の形にしていく事が大切。その結果としての【オレ流】。
★「達成するのは不可能ではないか?」と自分でも思えるような目標を設定するのが数字に勝つ唯一の方法。 実際、打率3割を目標にしている選手はほとんど3割を超えられない。
★【あいつがいないと困る】のは、全てに秀でた一流選手か、一芸に秀でた選手。
 即ち、【自分の強みは何か?】【何によって、顧客にとってなくては困る存在になっていくか?】ということですね。
 何によって、「差別化」を図り、どうやって顧客との「関係・絆」を深めるか?中小・個人店だからこそ出来る日々のコミュニケーションとフォロー、そして価値の提供と教育。最近注目を浴びている無農薬野菜や高級無農薬りんごは小規模業者だからこそ出来たことであり、その商品の価値・買う理由をお客さんにしっかり語り、教育した結果といえます。
 そして【人は自分にメリットのある話・興味のある話だけを聞く】という真実。私自身の話を2つ紹介します。先月、妻の友人が薦めてくれた、個人テーラーで背広を仕立てました。初めての店だったので、腰を引き気味に話を聞いていたのですが、主人の思い入れ、豊富な知識に魅了され、何と2時間も話し込んでしまい、満足した価格も納得の買物に。
 もう一つは、大手通販アマゾン。私は月に10冊ほど本を購入しますが、せっかく書店に行っても目指す本がない時はアマゾンです。そのアマゾンからは定期的に、「あなた様におすすめ本」メールが届きます。過去に私が注文した本の著者や類似本の紹介ですから、私が注文する確率は高いです。この2つに共通するのは【アナログ的なアプローチ】。
 市場環境が厳しく、チラシやDMの効果・確率が非常に悪くなって、単発的な一方通行のDMなどを送るだけではなかなか来店頻度は上がらない中にあって、店頭での声かけ・試飲や、効果的な使用法の伝授などと連動しているお店は、お客さんの反応率・購買率も上がっています。そのために何度も【知らせる】【価値を伝える】。
 また、「景気が悪いので、使用を控えていて、リピート購入への間隔が長くなっている」という話もお聞きしますが、
□「その後、どんな感じ?ちゃんと使ってる?」というフォローがないので、残り少ないけどまだ買ってない。
□「前に紹介してもらい気になっているけど、その後は、何も言ってくれないので買わずにいる。」
というアンケート結果もあるそうです。
 虚弱・冷え性の方に飲みやすく効果の高い十全大補湯ドリンク剤「補全」はそういうお店の差別化・柱になる希少な商品で、弊社もようやく導入出来ました。スキンケア企画、オーラル企画、こだわり製法のしょうが湯、什器もご利用下さい。
 ご提案を始めて20ヶ月の補聴器はオーダーメイドのお客様が441台になりました。お客さんが良く見知っているお店で内容も予算も納得してお買い上げいただき、喜んでいただくには、地域の健康相談店が一番だと思います。専門の相談員と連携をとり、相談会の実施・又はスポットを一緒に取り組みましょう。


代表取締役 天野晃治


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