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今月のトピックス

令和5年1月4日付

  • 投稿日:2023年1月 4日

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こんにちは。新たな年、令和5年を迎えました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。                                      思わぬ長期化となった新型コロナ禍は、ようやく分類見直し(低リスクな5類相当)議論が始まりそうで、春~夏には出口が見えるでしょうか。一方、この3年間の間に色々な問題や課題が表面化してきました。                                                                           

 競争が激しいドラッグストア業界では相変わらず大手による出店が相次ぎますが、「もはや、フード&ドラッグだけでは難しい!」と言われています。以前は1万人商圏だったドラッグストアが、今や6千人商圏になっていることからも、限られた商圏での厳しい競合状態が分かります。一方、調剤薬局業界においては、人口減少社会に入っても高齢者人口の増加で伸びていた処方箋枚数(総数)があと6~7年で頭打ちに。調剤報酬改定、ドラッグストア調剤併設店の脅威もある中で、中小・個人調剤薬局は3年後・5年後を見据えてどうしたらよいでしょうか。      年の始めに、目の前の患者さん・お客さんに提供できるもの(自店の強み)を考え、探し、磨いていきましょう。

令和5年のスタート月。今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、「時代ごとに変化する店舗の存在意識」を再度。

★自宅、職場の次にくる【サードプレイス】をコンセプトとした店舗・雰囲気づくりで知られるスターバックスコーヒーが日本に進出して25年。「スターバックスは何のために存在するのか?」をずっと意識して展開してきた。

★次の時代に向けて、①一人一人に合った「マイ(私の)プレイス」と、②地域でのコミュニティを重視した「アワ(私たちの)プレイス」づくりを軸にしていく。

あのカリスママーケッター・森岡毅氏が著書の中で書いていますが、

★消費者は、より便利で快適のもの(サービス・経験)を求め続け、そうしたサービスを提供する企業や店舗に移っていく。

★だからこそ、経営資源が少ない中小企業や個人店舗は強み作りに集中し、大企業よりも頭を使わないとダメ。

★お客さんに「良さ」や「違い」が伝わらなければ、結局は何もやっていないのと同じ。

 2つめは、「消費行動をしてもらう為の、意図的な仕掛け」

◆お客さんに行動してもらう(関心を示してもらう、商品に触れてもらう、店員に声掛け・質問してもらう、試してもらう、購入してもらう)為の、【意図的な仕掛け】が必要。

◆オラクルひと・しくみ研究所の小阪裕司先生は、お客さんの消費行動心理を分解して、

「目立つ陳列・POPに気づく」⇒「足を止める・関心を示す」⇒「手に取る・店員さんに聞く」⇒「試す・購入する」というステップを、お客さんが取りやすい様にすることの大切さを説いています。

◆弊社がおススメしている「入浴剤オンセンス」と「しょうが湯」の【山積み展開】をされている調剤薬局様では10~20個単位の追加が来ており、「ハンドクリーム」を【2ヶ所展開】し、【テスター利用】声かけをされている薬局様も同様です。

調剤待ちの患者さんに、気持良く消費行動のステップを踏んでいただく為の、目立つ【山積み展開】【2ヶ所・投薬口陳列】、それを補足する【キャッチコピー・POP】、そしてその場を楽しんでもらう【ひと言】を心掛けましょう。

 3つめは、「聞こえの健康は、コミュニティ薬局の領域」

★先月18日放送の健康番組「ゲンキの時間」は、「放置すると認知症の原因に!?...聞こえの悪さと付き合う方法」でした。

★聞こえの問題を抱える人は65歳から急激に増える。加齢と共に聞こえにくくなるのは避けられないが、放置していると日常生活に支障が出るだけでなく、認知症につながる恐れもある。

★加齢性難聴の対処法は「補聴器」。...補聴器を使う際には微調整や、感じる音を脳でも調整する(慣れる)ことが重要。聞こえの健康は、生活の質の向上にもつながる。

★日本と欧米では難聴者率に大きな差はないが、補聴器の普及率(使用率)は、日本は欧米の半分以下。その背景には

 ①販売体制、②補聴器に対する先入観、③販売時の説明不足、調整不足、アフターサービス不足があります。

弊社が補聴器事業に乗り出して10年。お元気でも聞こえの問題を抱えている中高年のお客様・患者様は身近にとても多くいらっしゃいます。専門相談員を派遣しての【聞こえの相談会】を是非。

                               代表取締役 天 野 晃 治

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