医薬品(OTC)・健康食品・スキンケア・管理医療機器等の販売 天野商事株式会社

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天野社長のブログ ~コミュニティに根づいた薬局作りのお手伝い&ワンポイント事例~

【コミュニティ(健康サポート)薬局の物販、OTC、&健康イベント支援No.1】調剤薬局のパラダイムシフト!

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こんにちは、天野です。平成30年も残り1週間になりましたね! ようやく気温も冬らしく下がってきて、ここ名古屋でも28日〜大晦日と寒波・雪に警戒予報で、最低気温も氷点下になりそうです。

さて、ここ名古屋の地元経済紙・中部経済新聞の「老舗探訪」に、弊社グループ中核の天野エンザイム(旧社名:天野製薬)が載りました。

DSC_3019中部経済新聞記事.JPG配置販売業で創業し、医薬用酵素ジアスターゼの製造を経て、微生物由来の消化酵素ビオヂアスターゼを開発するに至りました。ビオヂアスターゼは現在もほとんどのOTC胃腸薬に配合されています。

しかしながら、医療費削減を目的とした薬価を引き下げる制度改革の影響で主力の医薬用酵素が1991年をピークに業績が低迷。そこで医薬用酵素の製造から食品用酵素・診断薬用酵素に軸足を移す構造改革の時代を経て、低迷から脱却したこと...が紹介されました。

「企業は時代適応業・環境適応業だ!」という言葉がありますが、企業の寿命30年説がどんどん短くなっている中にあって、いかに自社が置かれた事業環境の変化に立ち向かい、存続する努力をしていくことの大切さを改めて強く感じます。 

■今日のテーマは、『調剤薬局市場のパラダイムシフト!』

上記の話はどの業界にも通じる話です。自社を巡る経営環境の連続性が途切れるのは、①人口の減少、②規制や業界ルールの変化、そして③技術革新が起こる時、...のいづれかと言われています。

日本経済がバブル崩壊以降、デフレ、リーマンショックなどの平成不況に苦しみ、ほとんどの業界・市場がピークから何割も規模が縮小したり長い停滞期があった中にあって、調剤薬局市場は他業界が羨む異例な(異常な!)一直線の伸びを続けてきました。まさに国策「医薬分業」の追い風で。

DSC_3021スマホで服薬指導.JPGしかし、調剤薬局を巡る経営環境は確実に変わり始めており、先行きが非常に読みづらい不透明な状況になってきています。

★処方箋対応だけでは生き残れない時代

★かかりつけ機能・健康サポート機能が必要とされる時代  ...に向かっています。

今朝の日経新聞一面には、医療費の削減・患者負担の軽減の面から厚労省が制限付きながら、スマホなどオンラインでの服薬指導に加えて、患者が自宅にいながら処方薬を入手できる様にする方針の記事が載りました。

世界に類のない日本版医薬分業(7割が門前薬局)が色々な批判を経て、どういう方向に向かうのか?今までの業界常識・仕事のスタンスを劇的に変えないといけない【パラダイムシフトの時!】を迎えています。

 

平成30年12月25日(第690号)

調剤薬局の皆様へ