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天野社長のブログ ~コミュニティに根づいた薬局作りのお手伝い&ワンポイント事例~

【コミュニティ(健康サポート)薬局の物販&健康イベント支援No.1】東洋経済の特集"薬局の正体"から考える!

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こんにちは、天野です。秋晴れが続いていますが、週末から徐々に気温が下がってくる予想で冬近しですね。

平成29年も残り7週間半になりましたが、年初に決めた【今年の目標】に対していかがでしょうか?

結果を出すために必要なのは、①マインドセット ②目標に向かっての大量行動 ③人間関係などの環境作り ...と言われますので、地道に、確実に、日々のチャレンジを楽しみたいですね!

さて、昨日、弊社ビル1階のショールームに、年配の女性が入ってこられ、「ミラクルグリップが欲しいのですが...」と。お客さま相談室のI君が対応させていただいたのですが、身内に脳梗塞の方がおられ、後遺症で手の拘縮に悩んでいたところ、名古屋市西区役所であった健康相談会で、この様な商品を見て、取り扱い先を調べて弊社にお越しになったとのことでした。

この【ミラクルグリップ】は、名古屋市立大学の元学長の西野仁雄先生が中心になって開発されましたが、介護施設の現場で101人の拘縮の方に一定期間握っていただいたところ、9割の方で手指が徐々に開くなどの改善がみられたことが、昨年のNHK名古屋放送でも取り上げられました。

今回のことで、情報発信を何度も繰り返す必要性を改めて強く感じた次第です。

 

■今日のテーマは、『東洋経済の特集"薬局の正体"から考える!』

 

来春の診療報酬改定の議論が本格的になってきて、調剤報酬改定についてはかなり辛口の意見や疑問が出てきています。 そんな中で今週発売の週刊"東洋経済"の「薬局の正体」では、

DSC_1633薬局の正体.JPG◆国策によって肥大化した調剤薬局。

◆医療費抑制のはずが門前薬局が増殖。

◆医薬分業(院外処方)のメリットが感じられない(検証できていない)。

◆調剤チェーンで不正横行(処方箋の付け替え請求)。

など厳しい指摘が多く載っていました。

そんな中で、【薬局の理想郷】とも言われる「長野県上田市の事例から考える個人薬局の生きる道」は、示唆に富むものでした。

★上田には、大病院の周辺で調剤のみを専門に行う門前薬局はほとんど存在しない。

★薬局が特定の病院・診療所から受け取る処方箋の割合は、全国平均が'75%にも上るのに対し、上田では30%程度と大幅に低い。

★薬局の平均備蓄医薬品数は1900弱と全国平均の2倍。上田薬剤師会の会員薬局間で融通して対応している。また、輪番制で休日や夜間も対応できる仕組みを早くから作っている。

★どの薬局でもOTC医薬品を豊富に取り扱っている。

徐々に、しかし確実にこうした【地域に根づいた薬局のあるべき姿】になっていくように思います。

 

平成29年11月9日(第580号)

調剤薬局の皆様へ