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今月のトピックス

令和2年12月1日付

  • 投稿日:2020年12月 1日

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 こんにちは。新型コロナウイルス感染者数が再び拡大に転じ、警戒レベルを引き上げる地域や「Go To」の一時除外地域が出てきて、客足が戻ってきた旅行・宿泊・外食業界にとっては落胆が広がる状況に。本当に悩ましいことですが、期待されるワクチンが国内に通常流通し、通常に国民の接種が終了するまで(あと1年?)は、感染防止対策を徹底した上で、アクセルとブレーキを慎重に踏み分けていくしかないですね。

 さて、弊社では秋以降、保険薬局の物販売上アップの為に【昭和8年からのロングセラー入浴剤オンセンス】の山積み陳列と【現場の薬剤師・スタッフの皆様にも大好評の薬用ハンドクリーム・ビアンセ】の2ヶ所展開をおススメしています。取り組まれた薬局様からは、「早速、5缶・10缶の追加」「自然にハンドクリームが売れた」「まとめ買いがあった」との事例が例年の数割増しで出ています。是非、この時期にお取り組み下さい。

令和2年の締めの今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは、日経流通新聞の神田昌典氏の「コロナ後に、小さい実店舗を持つビジネスは強くなる!」より。

★コロナ禍でアナログ店舗が苦しみ、ネット通販の方が強いとの認識が広がったが、これからは実店舗を持っている方が有利。

★典型的な通販(化粧品や健康食品)では、顧客の流出率が極めて高く、せっかく広告費をかけて集客しても、継続せず毎月5~10%も流出するので、1年後に残る顧客は非常に少ない。よって絶えず新規集客広告をかける必要がある。

★一方、実店舗があれば、安売り集客でなければ新規客の8割は残り、リピーターになる確率は高い!

★もちろん、ただ実店舗があればいいわけではなく、【楽しさの提供(会話、アドバイスを含む)】【会話のキッカケのための手段を作る・用意する】【安らげる雰囲気づくり】等、より人間的な個店・小さな実店舗が残る。 

われわれ保険薬局・調剤薬局においては、Withコロナにあって客数・処方箋枚数は戻り切ってはいませんし、調剤だけに100%依存したビジネスモデルは明らかに厳しくなっています。先を見据えて、地域に密着し、顧客・患者さんに繰り返し利用してもらえる個店・実店舗の強みを一つ一つ作っていきましょう!

 2つめは、月刊・卸薬業11月号の「コロナ禍の医療機関と薬局(矢野経済研究所・遠藤邦夫氏)」より。

◆新型コロナの影響による病院、診療所の経営悪化が長期化しており、小児科・耳鼻咽喉科など患者数が低迷したままの診療所や、家賃負担が大きい都心部では廃院に追い込まれる診療所の増加が予想される。

◆保険調剤一本足経営の調剤薬局はダウン幅が大きいが、ヘルスケア商品やOTCを積極的に扱い、幅広い相談機能を有している薬局はダメージが小さい。

◆以前は、「保険調剤のみに特化することがドラッグストアとの差別化になる」と言う調剤薬局経営者が少なからずいたが、調剤併設のドラッグストアが増えており、地域住民や患者が求める薬剤師・薬局のあり方を見直していく必要がある。

「コロナ以前の時代には戻れない」「元の処方箋枚数に戻ることはない」との指摘がされており、目の前の患者さんに繰り返し利用していただき(物販を含めて)、まだ自店を利用したことがない地域住民の方に訪店してもらうことを考えましょう!

 3つめは、「新規集客対策と再来店対策」

★一般的な小売業・サービス業にとって最も大切と言えるのは、「➀新規集客対策」と「②再来店対策」。...1回当たり平均単価が低かったり、年間利用回数が少ない業種にとっては、この2つを上げることが安定的な売上確保に必須と言えます。

★しかし、実際には多くの店舗には、「②再来店対策」がない!

 ・せっかく来店してもらっても、お店側からの連絡手段がないので、次回のお客さんの来店や連絡を待つだけになっている。

 ・With コロナで消費生活パターンが変わったり、制限したり、まとめ買いしたりしているので、お客さんへの連絡手段・情報発信がない店舗は、なおさら厳しくなる。

★情報発信の一番の目的は、【お店を忘れられない様にすること】【お店に行く理由を伝える(教える)こと】。

調剤薬局においては特に「➀新規集客対策」や「②再来店対策」を打たなくても仕事がまわっていましたが、コロナ禍ではどうでしょうか。顧客の年齢が比較的高いので、飲食店・専門店の様なLINEやメールマガジンまではいかなくとも、DMハガキとか、手渡しチラシ、店内外POP、口頭での情報発信はとても有効だと思います。

                               代表取締役 天 野 晃 治

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