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今月のトピックス

平成31年2月1日付

  • 投稿日:2019年2月 6日

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こんにちは。1月はインフルエンザの全国的な流行や寒気の影響で慌しい1月・寒い1月になりましたね。2月も風邪・インフルエンザ対策、温め対策、冷え症対策、乾燥肌対策をしっかりと発信していきましょう。また、今春のスギ・ヒノキ花粉飛散量は例年並み~多めの予測となっています。

 さて、久しぶりに20万部超えのベストセラー経営書「ストーリーとしての競争戦略(楠木 建 著、東洋経済)」を読み返してますが、経営の連続性が途切れるのは、①人口減少、②規制緩和・ルールの変更、③技術革新が起こる時です。他業界が羨む魅力的な業界であった調剤薬局市場に、変化の波がじわじわと確実に押し寄せています。5年先・10年先を見通して一つ一つ手を打っていきましょう!

2019年2ヶ月めの今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

1つめは「厚労省・薬事企画官の講演」より。

★医薬品医療機器制度部会で多くの関係者が薬局・薬剤師の現状に対して苦言を呈していることを深刻に受け止める必要がある。

★健康サポート薬局もようやく1,000件を超えたが(昨年末で1,220件)、もっと取り組んで欲しい。但し、健康サポート薬局はそれを取るのが目的ではなく、地域住民の健康づくりを支援することが目的。

★動かない薬局はオンライン服薬指導に取って代わられてしまうので、在宅医療にも積極的に関与することが必要。

★一般用医薬品取扱いが0品目の薬局が半数もあり、調剤以外への意識を持つこと・努力することが必要。

先月も「健康サポート薬局を取得したい」という話・ご相談を多くいただきましたが、「ただ物販をやりましょう」ということではなく、人が集まる・喜ぶ【場づくり】としての①シーズンに応じた【お任せ什器】、②聞こえの相談会・認知症予防体感会の開催、そして③OTC48薬効の対応。・・・の3点セットをおススメしています。

 2つめは、「選択肢(おススメ)を絞って量陳する!」

◆脳科学マーケティングの事例でよく引用されるコロンビア大学での実験。・・・ある高級食品店でのおススメのジャムを6種類に絞って並べた場合、お客さんの30%が購入に至った。一方、バリエーション豊富に24種類並べた場合は購入に至ったお客さんはたったの3%だった・・・、という驚愕の10倍の差。

◆これはITの発展で情報洪水の時代となった結果、情報が溢れて何が正しい選択か分からなくなっているネット疲れにも通じます。

◆一方、良く売れているパン屋・洋菓子さんでは、「人気上位品目10」「パティシエのイチ押し!」等でおススメをはっきり示し、選択肢を絞ってあげた方がお客さんは選びやすく、購入後の満足度も高い傾向にあります。

先月は寒さが本格化して薬用入浴剤【オンセンス】は10缶・20缶単位のご注文、【ビアンセハンドクリーム】では12個・24個単位のご注文が増えました。調剤薬局さまでは場所が狭いということで数個しか置いていないお店がありますが、お客さま・患者さまが手に取りやすくまとめ買いしやすい【量陳!】をおススメします。

 

★65歳以上の認知症患者が2025年には700万人を超えると推定されており、早期発見と共に、認知症発症前の「軽度認知障害」のサインを見逃さないことが重要です。

★日常生活に支障はないが、認知機能の一部が衰え、たまにおかしい時がある、色々と億劫になっている・・・と いったサイン。こうした場合に、食事・運動・睡眠の生活習慣を見直せば発症時期や進行を遅らせられる可能性が高まります。

★そうした一環として、手足・口・頭に同時に刺激を与える「マルチタスク運動」はとても有効です。

弊社では、JPクッションとミラクルグリップを使った【認知症予防・ミラクル体感会】のお手伝いをしていますが、こうした健康イベントの開催【場の提供】は、地域に根づいた薬局だからこそ出来ることですし、患者さん・地域住民の方との距離感も縮まります。あと1~2ヶ月もすると段々暖かくなり出歩きやすい季節になりますので、これからご準備されることをおススメします。

                           代表取締役  天 野 晃 治

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