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今月のトピックス

平成28年4月1日付

  • 投稿日:2016年4月 1日
 こんにちは。3月もジグザグ天気がありましたが穏やかな春の陽気になってきましたね。先月は長女が通う薬学部の卒業祝賀会に協力会として出席しお祝いの言葉を申し上げました。薬剤師国家試験では過去2年大変厳しい問題が続き、重苦しい結果(合格率)でしたので、今回は難易度が下がったとはいえ、皆さんよく頑張られました。
 さて、今回の平成28年度調剤報酬改定では、厚労省の「健康サポート薬局」ビジョンのもと、「"門前"から"かかりつけ"へ。そして"地域"へ」「処方箋ありきでなく、その患者さん目線に立って」という考え方がより明確に打ち出され始めました。今回の評価見直しに該当せず様子見したとしても、今後確実に変化の波は浸透していき患者さんも【かかりつけ薬剤師】情報や選択肢を持ち始めますので、やれることから一つ一つやっていきましょう!

 新年4ヶ月めの今月も『モノでなく、お客さん目線で考える!』という視点から3つシェアしたいと思います。

 1つめは、先月の日経新聞一面の連載「医出づる国。"元気で長生きへ"」より。
  • 健康寿命延伸へ先進的な試みで知られる長野県松本市では、医師でもある菅谷市長主導で市内35地区にウォーキングマップを作り、「市民歩こう運動」などの歩くことを楽しむイベントを年間300回も開いている。
  • 他にも、市民参加の「松本ヘルス・ラボ」や、中高年向け健康教室、企業向け健康講座など施策は多彩。
  • 日本人がかかる病気の中心が感染症から生活習慣病へと変わる中、予防の重要性は高まった。しかし、約7割の人は健康に無関心とされており、そういう人達をどう振り向かせるか?
  • 「あなたの今後の10年間の糖尿病発症リスクは同年代の4倍ですよ!」など、具体的数字で示すと説得力が。
 健康長寿社会は、個人や地域のこうした取り組み・努力の結果、見えてくるのですね。


 2つめは、「お客さんへの動機づけが足りない」より。
  • 小阪裕司先生がいつも言われている、「売上はモノが売れたからではなく、お客さんが行動した結果生まれる!」という視点から見ると、商品・サービスがなかなか予想した様に売れない場合に、考えるべきポイントは、
    1. お客さんに情報や価値がちゃんと伝わっているか?
    2. お客さんに対する動機づけは足りているのか?
  • 小阪先生いわく、「お客さんのためと思って導入したのなら、何をやっても全く動かず、お客さんにとって価値がなかったという様なケースはあまりない!」・・・と。
 特に私達が自分自身で使ってみて(体験してみて)、「これは本当にイイものだから、きっとお客さんの役に立つハズ!是非教えてあげたい!」と思って導入したのなら、簡単に諦めたりせず、お客さんに対する動機づけが足りないのではないか?・・・と検証することが大切ですね!


 3つめは、「自店にしか出来ず、お客さんや地域が喜ぶものは?」
  • 最近、色々な業界でキラリと光る中小・個人店がクローズアップされていますが、"差別化のポイント"は、
    1. 自社・自店が提供できて、
    2. 他社・他店が提供できなくて、
    3. お客さまや社会から喜ばれ、必要とされること。   ・・・の3つだと言われます。
  • この差別化ポイントが1~2つぐらいだと真似されてしまいますし、お客さんも飽きがきてしまいますが、これが5個も10個も・・・になると、なかなか真似されない!
  • また、色々なことにチャレンジしたり、発信したり、先月ご紹介した【ミラクルシリーズ無料体感会】や【専門相談員による聞こえの相談会】などをやっているお店は活気づき、人が集まります。

 先月の薬局新聞に、「1ヶ月や2ヶ月に1度しか会わない薬剤師に、患者はどこまで信頼を寄せるだろうか?」との寄稿がありましたが、そういった意味でも顔の見える関係作りをしたいですね!

代表取締役 天野晃治


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※薬局新聞に、月1回"さあ、気軽に薬局へ行こう!"と題したコラムを書いていますので、お読み下さい(4/6号・5/11号)。

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